コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
綾菜ちゃんの体を離した。
少し名残惜しいけれど。
でも、これから話すことは
抱きしめたまま話すようなことじゃないから。
「俺の話を聞いてほしい。」
海から少し離れ、大きな岩に腰掛けた。
少しだけためらったあと、綾菜ちゃんも横に腰掛ける。
「綾菜ちゃん、言ってくれたよね。
俺のことを知りたいって。
俺も、綾菜ちゃんに知ってほしいから、話したい。
秀にも、大輝にも。誰にも話していないこと。」
「そんな大事なことを、わたしに?」
綾菜ちゃんの目を見て静かに頷く。
「聞いてくれる?」
今度は向こうが目を見て頷いてくれた。
ありがとう。
俺の過去。
俺が、人を近づけないようにした
理由がそこにあるから。