コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
男子校か・・・・。
そういえば、近くに男子校ってなかったかも。
北工は男子ばっかりだけど
一応共学で、
それに!
・・・・大輝の周りには女子いっぱいだったし。
またあの光景を思い出して少しふてくされる。
「ホンマやで。彼女作る機会すらないし。」
「それは、おまえらの能力が足らへんだけや!」
と馬鹿にしたように笑うのは千里くんだった。
「ちぃはええよな~。
同じ男子校生やのに、普通に彼女作れてさ~。」
確かに、あのナンパの軽さなら作れていそう。
「あはは~まあね。」
「でも!今回はじめてフられたんやろ?
ナンパ連勝記録ストップおめでとーございまーす!!」
その人の一言でみんな
ざまあみろとでも言うように笑い出した。
そして、それとは反対にムッと唇を突き出す千里くん。
わたしの方を見て「綾菜のせいやで。」と軽く睨んでくる。