コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

「だって栄ちゃんは見るからにって感じだよな!」


敏樹くんってば、いつのまに"栄ちゃん"呼び?


「敏樹くんに言われたくないけど!?」

栄一くんは"敏樹くん"なのか。


「俺?俺はかなり一途な方よ?なあ?大輝。」

「・・・・。」


なにも言わず嫌そうに睨むだけ。



「ほら!大輝も『敏樹くんは女たらしだ』って言ってんじゃん!」


ああ・・・・。

そんな話してたの。


「なんも言ってないじゃん!」

「目が言ってるの~。」


目の前の二人、なんだかタイプ一緒っていうか・・・・

それに比べて桐山くんはおとなしい。


大輝は、おとなしいって言うより
ただ無口。ひたすらに。




今思うと、

この場にいろんなタイプの男の子が揃っている。



よくここまで揃ったよね。

そもそも偶然にこんなに揃うなんてむしろ奇跡だよ。


しかも、みんな・・・・

顔が良いっていう。



もし、わたしが大輝と付き合ってなくて

この状況にいたら

きっとドキドキだったんだろうな~。




そんな感じで

まあ平和で、とっても楽しい食事会は続いていった。
< 510 / 833 >

この作品をシェア

pagetop