コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
あんな、無口で
無愛想で、目つき悪くて、
世間から見ると、かなりの不良で?
しかも、彼女なのに・・・・
仮にも彼女のわたしをあんな邪険に扱って。
そんな人にべた惚れなんて・・・・
やっぱりわたし変だよね。
それに
何回も感じてるけど
きっと大輝はわたしのことなんとも思ってないんだろうし。
舎弟?所有物?
自分で思って悲しくなるなんて、めっちゃ暗いじゃん。
「・・・や。あ~や!!」
「へ!?」
気がつくと
ちょっと怒ったようにわたしを何回も呼ぶ律子の声が聞こえてきた。
「やっと気づいた!
なんか、男の子が用事あるみたいだよ?」
律子はそう言って前方を指さす。
そこには徹平くんが
こちらに笑顔をむけてガードレールにもたれていた。