コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

リビングにでると、大輝が雑誌を読んでいた。


大輝は、漫画もゲームも持ってない。

今の高校生にはめずらしく。


ヒマなときは、小説読んでたり、今みたいに雑誌を読んでいたりする。



こういう大人っぽいところも好き。


ていうか、大輝ならなんだって好き。




「大輝、おはよう。」


雑誌から一瞬視線をあげて、わたしの姿を捉える瞳。



「ん。」


これは、大輝なりの「おはよう」の意。




「なに読んでるの?」


そう言って隣に腰掛け雑誌を覗き込む。



すると、予想通り自動車のカタログだった。


大樹は車が大好き。


とくに外国製の車。

なんだか長い横文字でむずかしい名前ばかりだからよくわからない。




大輝が免許をとって、このカタログに載ってるみたいな
外国車に乗っている姿を想像してみる。


嗚呼・・・似合いすぎてる。


大輝なら、このカッコイイ車とつりあうんだろうな。




それで、迎えとか来てくれたら、確実に惚れる!



・・・・いや、もうべた惚れなんだけど;





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