コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
でも、その頃の俺は
確かに、可愛いな
くらいにしか思ってなくて
全然興味がなかった。
そんな中での、席替え。
本当に偶然に倉持と隣通しになった。
『ごめん!!
次の問題わかんないんだ。
教えてください!!!』
これが、倉持としゃべった最初の瞬間。
次の問題を当てられるというのに
爆睡していた倉持。
それを知っていた俺は、思わず噴出した。
それで、この子おもしろいなって思ったんだ。
その日を境に
どちらからともなく話しかけて、よくしゃべるようになって
女友達だと思ってたのに・・・・
いつのまにか、他の女子には芽生えない感情が芽生えていた。
はじめは全然そんなんじゃなかったのに
倉持としゃべっていると、
ドキドキしたり、
緊張したりしている俺がいて
ときどき、小さな倉持を抱きしめたい感情に駆られたりした。