Boo....Love Works
「そういや、ミュウ何でメイクしてんの?
髪の毛も巻いちゃってさぁ」
ふーくんは、私の髪をくるくるって自分の指に巻きつけた。
「えっ!?
別に私だってもう大人だもんっ///」
「ミュウはすっぴんでも全然可愛いのに~」
「…………そう?」
「うんっ!!!」
ちなみに、ふーくんは私のことをミュウって呼ぶ。
ほんとはミユウ何だけど。
「…ってか、学校大丈夫?
ミュウ電車でしょ?
駅まで送ってあげる」
「ほんとに??」
ふーくんは、ほらって言って私から鞄を取ると自転車の脇に掛けて、
私に自転車の後ろに乗るようにぽんぽんって叩いた。