Dear.U
「…………」
一瞬、またあの日のように
彼の顔が曇った…気がした。
横目でみただけだから
よくわからないけど。
何なのよ……
あたしの説明が
気にくわなかった?
野菜から彼のほうに
視線をうつすと
彼は何か考えてるみたいに
空を仰いでいた。
周りの準備音だけが
まるでスタジオの中にいるかのように
ガンガン響いてきた。
………何よ。
なんで、何も言わないの?
「……ねえ」
……沈黙を破ったのは私。