[続]愛しき人
俊哉も私も、お互いがいないと生きていけないから…

もう一度、やり直すことを選んだ。

一之瀬の父に話しをした…

「みさき…本当にそれでいいのか?美咲のためなら、私はなんでもしてやる…美咲が望むならなんでも…
ただ、一度できた溝を埋めるのはお互いつらいことも多い。それも分かっているのか?」

『うん。まだ、正直どれくらいつらいことなのか分かってないかも。でも私…俊哉がいないとだめなの…そばにいてほしいの。今はそれだけなの。お父さん、ありがとう。分かって…』



「お父さん。本当にすいませんでした。今度のことはすべて私の責任です。二度と同じ過ちは繰り返しません。美咲さんをこれ以上悲しませることはしません。   美咲さんとこれからの人生を共に歩ませてください。」



「俊哉くん…君の経営手腕はかっているって言ったよね。でも、私は社長の前に父親なんだ。情けないがな…美咲を悲しませる奴は誰であっても容赦しない。それが権力を使うことになっても…
会社のことは今まで通りで…ただし、君の秘書を交代させる。私が信頼している敏腕秘書がいる。その彼についてもらう。いいね。その方が美咲が安心するだろうから…」


「分かりました。よろしくお願いします。少しでも、美咲が安心して、笑顔になれるようにしたいと思います。
お許しいただきありがとうございます。」





数日後、兄から連絡が入り、合法的??に解決をしたとのこと。

俊哉はそれ以来、京都へは足を向けることはなかった。

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