[続]愛しき人
声が出てる…私自信もびっくりしていた。


一之瀬の父は私が俊哉に向けて言った言葉をきいて、二人で話し会うようにつ言った。


「みさき…俺、今でも、これからも美咲を愛してるよ。

美咲がいない人生なんて考えられないよ。

俺には美咲だけだから…

美咲を笑顔にしたくて、幸せにしたくて、結婚したんだよ。泣かせるためじゃない…

多分…いや絶対、俺美咲と別れたら生きていけない。

ずっと傍にいてほしい。別れたくない。それが俺の気持ちだ。」



『としや…それってホント?俊哉の本当の気持ち?

 ウソついて出張行くって言ったこと、謝って!!
 
 私をいっぱいいっぱいいっぱい愛して…

 私も俊哉がいないと死んじゃう…』



俊哉は私を力いっぱい抱きしめた…

 「みさき。ウソついてごめん。本当にごめん。美咲を失いたくなかった」

俊哉が傍にいる…傍に…涙がとまらない…

俊哉が私を見ている…

今回のことは簡単に許せることじゃない…
でも、俊哉らしい対応だとも思う…


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