witch trial
狼男
小屋の中にはもぅ暖炉を炊ける薪がもうきれていた。    柚歌「薪積んでくるねっ」
啓二「いいよ俺が行く。」
柚歌「足痛めてるでしょ?無理しないほうがいいんじゃない?」啓二「ごめんなっ」
柚歌「しゃきっとせぃ!」
啓二「父ちゃんみたい」
柚歌「フフっ☆行ってくる」
啓二「行ってらっしゃい。気を付けてねっ」

ドアを開けると外は風が強く辺り一面白く不気味な空だった。私は森に向かい薪になるような木を探した。


柚歌 後ろから誰かつけてる…
この不気味な世界。
長くいると危険だ…
ザクザクと音をたてる雪。そこにはわたしの足跡ではないものが残っていた
柚歌「はやく帰んないと…」薪を積み終わり小屋へ戻ろうとしたとき…

ガルル

ドサッ

柚歌「ゲホ…―。イッタァ」
?「いつからここにいる?」
柚歌「?」
?「やっと見つけた。ウマソウダ」柚歌「ハァハァ―。ゲホ…誰?」
?「テメエがシルヒツヨウはない。」

意識が薄くなっていくわたしの首筋を冷たい舌で舐めてきた。
柚歌「っ…」



彼からは獣の匂いがした。
目の前が真っ白だ。
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