△~triangle~

いつの間にか子供の様に嗚咽を漏らして泣いていた。

それを今、知ったばかりの二人に慰められている異様な時間。

……でも嫌な気はしなかった。

怖くはなくて、不安も無かった。

……この人達は信じられるかもしれない。

そんなおかしな考えだけがいつまでも頭の中を廻っていた。



この日から三人と二匹の奇妙な生活が始まった。
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