--測定不可能--



「遅かったね?橋本くん…」



「ご、ごめん………」






私は埃だらけでところどころ穴が開いたカーテンを閉めて、橋本くんに近付く。






大丈夫。



いつものこと。

いつもと同じ。



怖くないよ。











でも

いつからこんなことに

なったんだろう…………







橋本くんに抱かれながら
私はゆっくりと
昔を思い出していた…。
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