--測定不可能--



遊園地は子供連れやカップルで賑わっていたが、混みすぎているわけでもなく、過ごしやすそうだった。

「わーっ!なにのるー?」

入口にあるパーク案内を見ながら空はまるで子供のようにはしゃぐ。

「空は、なにに乗りたいの?」

「ゴーストハウス!」

「……嫌っ。」

「えーっ!いいじゃん、行こうよーっ!」

「いーやーっ」



いつの間にか、私の涙もとまっていた。


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