君と一緒なら
「さて、雪奈。恋バナを聞かせもらおうじゃないの!」

麻奈美が体を乗り出して言う。

咲はお菓子を食べながら、私の話を聞いた。
「で、ぶっちゃけ誰の?相手はさ。」

う、いきなりそこをついてくるか。流石、恋愛女王!

「えと。。。か、」

「か?」

二人が身を乗り出す。
「か。。。和弥。。」

私は言った。

しばらくの沈黙が続いた。

私が顔を上げると。。
「なぁ~んだ、やっぱそぅなんだ?」

麻奈美が言った。

「え!知ってたの?」

私が驚いていると、

「当たり前じゃ~ん。」
咲がニヤニヤしながら言った。
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