キスはおとなの呼吸のように【完】
うすくひらいた瞳の先の暗闇でたわむ糸を感じたが、わたしはくちびるを近づけなかった。

カズトはきっと、このつながりも自分のなかにほしいのだろう。

だったら、いいよ。

全部をあげる。

カズトにわたしの全部をあげる。
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