【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
その日の夜。
私は決心した。
「電気、消すぞ」
そう言って部屋の灯りを消した柾樹に私は抱きつく。
「…彩…音?」
柾樹は少し驚いた声をあげた。
「………いい、よ…」
私は精一杯の勇気を出してそう言った。
もうそれだけで、ドキドキ。
私の心臓はフル回転をしていた。
「え…?」
戸惑った柾樹の声。
もう一度私は言う。
「待たせて、ごめんね…私はもう…大丈夫だから」
柾樹は私の方に振り向き手を私の頬に当てる。
…私の顔はきっと真っ赤なはず。
だって、顔が熱すぎて柾樹の手が冷たくて気持ちいい。