【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦



その日の夜。


私は決心した。



「電気、消すぞ」


そう言って部屋の灯りを消した柾樹に私は抱きつく。



「…彩…音?」


柾樹は少し驚いた声をあげた。


「………いい、よ…」


私は精一杯の勇気を出してそう言った。


もうそれだけで、ドキドキ。
私の心臓はフル回転をしていた。


「え…?」


戸惑った柾樹の声。


もう一度私は言う。


「待たせて、ごめんね…私はもう…大丈夫だから」


柾樹は私の方に振り向き手を私の頬に当てる。


…私の顔はきっと真っ赤なはず。


だって、顔が熱すぎて柾樹の手が冷たくて気持ちいい。


< 99 / 370 >

この作品をシェア

pagetop