ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
お母さんの後ろには、制服姿の真保が眉を寄せて仁王立ちしていた。


説教染みた言葉を掛けられ、逃げるように布団に包まる。


「渚、真保ちゃんがせっかく来てくれたんだから、ちゃんと顔を出しなさい」


「いいの、おばさん」


叱責したお母さんを制してくれた事に、少しだけホッとしたけど──。


「渚と話がしたいから、二人にして貰ってもいいかな?」


次に発された言葉で、心が一気に重くなる。


「ごめんね、真保ちゃん」


申し訳なさそうに言ったお母さんが、部屋から出て行った気配がした。


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