ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
「誰が雪緒なんか奪るか!」


タイミング良く入って来たお兄ちゃんが、雪ちゃんの笑い声を遮った。


「お兄ちゃん!」


「こら、渚!気持ち悪い事言うんじゃねぇよ!俺は、雪緒を独占する権利なんていらねぇからな」


「立ち聞きなんて相変わらずいい趣味だね、章太郎」


「うるせぇ!部屋の外まで聞こえるような声で喋ってる渚が悪い!」


「えぇっ、あたし!?」


「違うよ、渚。章太郎の趣味が悪いんだよ。大体ノックもしない辺り、無神経だろ」


雪ちゃんは爽やかな笑みを浮かべ、サラリと言い放った。


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