ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
顔に困惑を残したままの雪ちゃんに笑顔を向け、少しだけ強引に話題を変える。


「そういえば、お兄ちゃん遅いね。お昼には来るって言ってたのに……」


すると、彼はあたしに合わせるように小さく笑った。


「まだ寝てるんじゃない?章太郎って、昔から休みの日は昼まで寝てたから」


「う〜ん……。叩き起こして来た方が良かったかな?」


「そのうち来るよ」


「じゃあ、今のうちに雪ちゃんを独占しておかなきゃ!お兄ちゃんが来たら、雪ちゃんを奪られちゃうし!」


そう言うと、雪ちゃんがクスクスと笑った。


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