ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
潮騒が響く中、お兄ちゃんの顔が苦しげに歪んでいく。
「雪緒は……もう、来れないんだよ……」
縋るようにお兄ちゃんを見ていたあたしに告げられたのは、残酷な現実。
わかっている。
ちゃんと、わかっている。
だけど──。
「……っ!来るもん……っ!雪ちゃんは、ちゃんと来てくれるもんっ……!」
あたしはどうしてもそれを受け入れられなくて、お兄ちゃんに向かって涙声で叫んだ。
そんなあたしに対して、お兄ちゃんはやり場の無い感情を押し込めるように眉を寄せ、ずっと黙っているだけだった──。
「雪緒は……もう、来れないんだよ……」
縋るようにお兄ちゃんを見ていたあたしに告げられたのは、残酷な現実。
わかっている。
ちゃんと、わかっている。
だけど──。
「……っ!来るもん……っ!雪ちゃんは、ちゃんと来てくれるもんっ……!」
あたしはどうしてもそれを受け入れられなくて、お兄ちゃんに向かって涙声で叫んだ。
そんなあたしに対して、お兄ちゃんはやり場の無い感情を押し込めるように眉を寄せ、ずっと黙っているだけだった──。