それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜
はあぁぁぁぁ。
体中の空気が抜けた。
「で、お前、何の用だったっけ?」
先輩はわたしの顔をじっと見る。
目力のある視線に、やっぱりドキっとしてしまった。
「えっと、だから……」
美術部の見学に……と言いかけたところに。
「え?なに?まさかの新入部員?!」
ずかずかと美術室に入ってきた先輩Bが歓喜の声を上げた。
「あ。えっと、見学に……」
すると、先輩Bはわたしの両手をがしっと握り。