ニューロティック・宴(エン)
一瞬
ニオイの元は
自分じゃないかって
焦りました。


でもカバンや制服を
こっそりかいでも
わたしじゃなさそう。


周りの人もすぐに
その匂いに
気付き始めました。


匂いは
どんどん強くなり、
余りの臭さに
苦笑いしてる人もいます。


『すいません。
窓開けて下さい。』

後ろの方で誰かが
笑いながら頼んでる。


でもその程度じゃ
済まないくらい、
臭いはきつかったのなんの。
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