恋人は王子様!?



「んで何がいいんだ?」


「あ、はい…じゃあお寿司が食べたい」


「相変わらず寿司好きだな」


「裕ちゃんだって好きじゃない」


「まあな。じゃあ寿司にするか。ケーキは買ってあるし」


「えっ、ケーキあるの?」


「ん…お前が来るって連絡あったから買いに行った。見たかったら冷蔵庫に入ってるぞ」


「後でいい。お寿司食べてから」


嬉しい ケーキを買ってくれたんだ。


裕ちゃんがお寿司を注文してくれて、待ってる間


「裕ちゃん」


「ん?」


「お部屋見せてもらってもいい?」


「あぁ」


最初に開けた部屋は書斎?


机にパソコンや書類がいっぱいで、後は大きな本棚。


次の部屋は…寝室。

此処は…いいや、見なくても。


後はバスルーム


わりと広いバスルームだ。


「綺麗にしてるね、書斎以外は」


「悪かったな」

「褒めてるんだよ」

「それはそれはありがとさん」


「何、それ」


「ハハハ…『フフフ…』」


ピンポーン


お寿司が来た。




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