恋人は王子様!?




裕ちゃんが…苦しんでた?


「お前も、この二年半…苦しんだが、裕則君も同じくらい苦しんだ。…ちょっとした事が全てを…菫を…裕則君を…由美さんを傷つけた」


「お、お父さん」


もう、私…我慢出来なくて


「ゥ…ゥ…ゥワァ~~」



お父さんに縋り付いて泣き出した。


「いい子だ…菫…一人で重い荷物を抱えてたんだな」


「……」


「お父さん達…気づいてやれなくてごめんな」


「ヒック…お、お父さん達が…あ、謝る事なんて…ヒック…な、ない」


「いい子だ…菫は…だけどな、これからは何かあったら、一人で抱え込まないで、お父さん達に相談してほしい。二年半前の事は…お前が、お父さん達が裕則君を悪く思っちゃわないかとか、嫌わないかとか…考えて云えなかったんだろ?」


「お、お父さん」


お父さんには全てお見通しだ。




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