ROCK YOU!
「結構面倒くさいけどね」
「うわ、海斗毒舌…」
あはははは、と朝から教室に明るい笑い声が響く。
朝からこんなに笑ったのは、久しぶりかも
「まあ、南がキッチリ演奏してくれたらそれで良いんだけどな」
「確かに!臨時だし」
「まあ、3人共頑張りなよー」
「応援してるね」
キリの良いところで、SHRの合図のチャイムが鳴った。
…今の私たちは
まさか、その大切な日に
望月君達3人が
あんなピンチに遭遇するなんて
思ってもみなかった。