秘密のキスをしたとしても。




「ただいまー…」

珍しく帰りの電車が混んでおり、体がクタクタな状態で家に入る。


靴を雑に脱いで自分の部屋へ行き、部屋着に着替えて一階に降りた。


即座に冷蔵庫を開けて昨日コンビニで買ったプレミアムロールケーキを取り出す。


テーブルの前に座り、テレビを付けて一息する。


…あ、あのイチゴロール食べたかったなぁ。


目の前にある、普通のロールケーキを見ていたら昼の事を思い出した。



ふわふわなスポンジで包まれたイチゴロール。


甘くて歯触りが良くて、まるで“恋”を語って居るみたい。


それを口に入れた瞬間、私は恋に落ちる。


確か、こんな感じの詩。


この詩の気持ちがなんとなく分かるからこそ、あのイチゴロールを食べたかったのに…。


あの原宿系髪型男子(?)のせいでー!


    


    
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