年上の君
第一章
幼馴染~side紅葉~
「ねぇ、時雨君」
私は、八雲紅葉(ヤクモ クレハ)
高校生3年生
今は、幼馴染の
川上時雨(カワカミ シグレ)
通称時雨君の家にいる
「どうしたの?紅葉ちゃん」
「・・・ちゃんづけはもうやめてよ~。高3になるんだから」
「ごめんごめん、紅葉ちゃん」
私を優しい目で見て、時雨君はいう
「・・・ちゃん付けやめてないし」
私はむすっとした顔で、時雨君を見る