年上の君


紅葉ちゃんは言った


「私は彼女じゃないんだから気にしなくていい」と


それを聞いたときに俺は胸が痛んだ



確かに付き合ってるわけじゃない


でも俺は、紅葉ちゃんが好き。


もちろん恋愛感情で


昔から好きだった



だけど、紅葉ちゃんは全然俺のことをそういう対象としてない


だって、今だって平気でそういうことをいう

それに、普通に部屋に入ってくるし

きっと、お兄ちゃん程度にしか思われてないんだ



< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop