素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
貴俊さん・・・いえいえ社長の元から、デスクに戻った瞬間・・・

社長が電話で誰かと話始めていた・・・

「どうしたいんだ・・・

 そんなこと、キサマで蹴りをつけろ・・・

 それすらできないなら、必要ない。やめろ・・・」

さっそく始まったんだ・・・

ビクっとする私に、健司さんが声をかける・・・


「愛美さんっておよびしてよいでしょうか?」


『はい。私も社長と呼びますので、妻として扱わないでくださいね』


「では、愛美さん・・・社長の今の電話はかなり抑えて話されています。
 
 通常ですと、もっと過剰なまでの対応をされます。

 でも、それが、笠井貴俊という社長の姿です。

 つらいこともあるかも知れませんが、知ってください。

 今までは、仕事人間で、いつでもこのような調子でした。

 でも、愛美さんと知り合われて、変わりました。

 私からしたら、愛美さんの前で微笑む社長が信じられません。」


『そうですか。ゆう・・・副社長も同じようなことを言ってました』


「そういうことです。仕事もセーブしていただかないと・・・

 奥様から言われれば、聞いていただけるかと思うのですが・・・

 このままですと、お体が心配です・・・」


『分かりました・・・

 これからも、妻としての力が必要な時は言ってください』


健司さんとタッグを組んで、彼を支えていきたい・・・
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