素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…

言った通り、私がお店に着いたのは２２時半を過ぎていた…

「ただいまー」

「お帰り。お疲れ。何にする？」

麗華とのいつもの会話…

でも、今日はいつもと違っていた…

「こんばんわ…愛美ちゃん。。。」

「えっ？？と…っこんばんわ」

誰だろう？？私を知っている？？

「愛美っ。ごめんねぇ―。こいつは勇人（ﾕｳﾄ）
　その先のお店でホストしてんのよ。」

ホ・ス・ト？？？
私の頭の中には女を食い物にして、貢がせる男の仕事となっていた。
私には無縁の世界だって思っていたから、顔に「ｲﾔｲﾔ」が出ていたのかも…


「愛美ちゃん。そんな顔しないで…かわいい顔が台無しだよ…」

さすがホスト。口ばっかり。ご機嫌取りはお手の物か・・・

「あっ。愛美ちゃん。口ばっかりと思っていたでしょ…」

ズバリ過ぎて何も言えなかった…

「やっぱりこの人王子様みたいな顔して悪魔？？」

「悪魔って…愛美ちゃん。オレらの仕事勘違いしてない？？ホストは貢がせるって思っていない？？違うよ。夢を与える仕事なんだぁー」

聞こえはいいけど、疑似恋愛を楽しむためにお金を使うことでしょ。
それはどうかなー？？

「じゃあ。麗華が仕事終わったら、一緒に店においでよ。じゃっ待ってる」

「はぁー。」

ホストの勇人さんが仕事の時間だからとお店に帰って行った。