五人の王子に仕えしは
春川さんはその百合に唇を寄せると、まるで好きな子にキスをするような感じで口付けた。
色っぽい仕草に思わずドキリとする。
「溢れんばかりの愛情をあげれば、美しくなるのは花も同様なんだよ」
「……うん、本当にそんな気がする」
この百合も、春川さんからの愛情をいっぱい浴びて育ったんだろうな。
「なんか、春川さんに似合う花ですよね」
「……え、僕に?」
春川さんは、驚いた様に目を見張る。