輪廻転生
また江崎たちは人間界で理不尽な人生を送り、霊界への反発から転生を拒んでいること、しかしここの世界は卒業(消滅し転生)する場所であり何時かは卒業(消滅し転生)するつもりであることを江崎は話した。戦闘用の武器については土塊からイメージすることで製造出来る。戦闘によって破壊された構造物等(備品)や自然は補修しなくても日付が変わった時点で完全に自動修復される(補修すれば直ぐに修復される)。極稀に霊力で物質化(物を造る)する能力の持ち主がやってくることがある。江崎「ざっとこんな感じだ、どうする仲間入るか?」祐太朗「よし、わかった、オレも理不尽過ぎて納得いかねー、少し暴れてやるさ」江崎「ようこそ死後の革命軍へ」江崎は祐太朗と握手、江崎「あ何なんだ、この違和感は?阿部祐太朗、噂で聞いたが、2000年前に最強の悪魔があっさり逮捕されたって、確か相手は人間だった、霊界防衛隊ならまだしも、まさか阿部が?」しばらくして仲間が戻ってきた、江崎「仲間の紹介するよ」メンバーは11人、祐太朗は1人ずつ握手していった。メンバーは江崎以外に坂本亜理紗、大山清春、佐藤理恵、宮川隆、渡辺真理江、小泉卓、山川徹、川勝純基、富田周平、阿部祐太朗(新規加入)、その頃霊界では、子閻魔が数人の部下を集めて会議が始まった。内容は2000年前に霊界最重要指名手配の最強の悪魔を人間がある能力を使って追い詰め霊界防衛隊の悪魔逮捕に貢献したという件であった、2000年の時を越えて阿部祐太朗がその能力を持っている(復活した)ことが発覚した。部下「その能力ってまさか?」子閻魔「そう、霊界最強の奥義、霊界でも現在防衛隊隊長しか習得できていない」部下「冥界極派動拳じゃあ?」「しかし子閻魔様、その件なら記録にあるようにその人物が転生する前に能力を完全に剥奪した筈ですよ、何かの間違いじゃ?」子閻魔「そうだ、確かにお前の言う通り完全に剥奪した。間違いはない」部下「まさか?」子閻魔「転生大隔世」部下「そんなバカな霊界の力をもってしても」子閻魔「いくら霊界と云えども100%とはいかん、天文学的数字とはいえ可能性はあるのだ」子閻魔「仕方ない、再び冥界極派動拳を剥奪するしかない」部下を「阿部祐太朗が審判を受けに来たときに対応します」子閻魔「よし」、子閻魔「それと、今度、あの世界に説得の使者を送るときに阿部祐太朗に注意して行動するように頼むぞ」部下「承知しました」部下「それにしても冥界極派動拳が復活した原因はどうなんですかね?」子閻魔「あくまでもワシの想像だが、阿部祐太朗が人間界にいたときに妹と死別し、翌年には事件に巻き込まれて亡くなったろ」部下「えぇ」子閻魔「その時にヤツは妹との約束も果たせずに死んだことにかなり悔やんで無念だったろう、その時の奴の感情が遥か2000年前に
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