年下彼女に負ける俺-1-
「なんで今日は眼鏡なの?それとなんで電車?」


少し震えてる私を支えながら、聡ちゃんは答えてくれた。



「今日、寝坊してコンタクトにする時間がなかったから。車じゃないのは、会社に寄らないで営業だったから。」




彼の答えにふーんと言いながらも、やっぱり声が震えていた。



そしてこのタイミングで素直になってみたり。





「ありがとう。」

助けてくれて、と付け足せば、私のことを支える力がさらに強くなった気がした。
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