年下彼女に負ける俺-1-
「着いたね。」


聡ちゃんが家の前の道路に車を止めたところでやっと家に帰ってきたような気がした。




「おう。ちょっと緊張してきた。」


「そんなに?」


「怒られたり、別れさせられたらどうしようとか。」


「そんなこと考えてるの?」


聡ちゃんの顔を見ると不安そうな顔をしていた。




だから私はそんな聡ちゃんの手に触れて言った。



「大丈夫だよ!私の両親だもん!聡ちゃんが思ってるよりも優しいよ!」


「そうだよな。ありがとう。」



私がこくっと頷いたところで、二人とも車から降りた。

そして玄関へと向かい、バッグに入っていた家の鍵でドアを開けた。



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