年下彼女に負ける俺-1-
「美桜子、この天ぷら美味しいよ。」


「じゃあ食べてみようかな。」




私の左側にいる風香の言葉によって、自分の分の天ぷらをとろうとする。



が、まだ一個も食べていない天ぷらがなぜか一個減っている。


そしてそのまま右を見れば、なぜか浅間がいる。

彼が持っている箸の間には、食べかけの天ぷらが。





ここで頭の中に疑問が浮かぶ。


浅間が持っている天ぷらは、私のでは…?
< 72 / 321 >

この作品をシェア

pagetop