年下彼女に負ける俺-1-
「それって…」


「うん。美桜子の彼氏と同い年。」


蜜の少し赤く染まった頬を見ると、恋愛になど興味ないと言っていた彼女も、ちゃんと女の子なんだということを理解した。





「どうするべきか迷ってる。10歳も離れてるようじゃ、無理かなって…」


「そう思うのは自由だけど、好きなら関係ないよ。私も好きだから付き合った。それだけだよ。」





ありがとう___。

蜜は一言そういうと、携帯を握りしめたまま眠りについた。





きっと、さっきまで携帯をいじっていたのは、その告白してきた人とのメールを見ていたんだと思う。




蜜の近くへと行き、可愛いとこあるんじゃんと言って蜜の頭を軽く撫でた_。
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