TAKE MEDICINE この世界で誰が正常でいられると?
「おい! 患者の状態が!」
「ストレッチャー、早く!」

周りが騒がしいのに気付いて、息苦しい中、目を開けてみる。

そこには白衣を来た男たちがたくさんいた。
その中で一人だけ知っている奴がいる。

「これは……いけるかもしれない」

それは不気味に笑う杉村だった。

「患者が目を開けたぞ!」
「意識はあるようだな」
「早くしろ!」

苦しい。
助けて。
誰でもいいから、この苦しみから救って。
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