22cmと束縛彼氏!


「あたしはさっきお前にあることを言った。思いだして口にしてみろ」


「思いだして?・・・雛の片思いはいつ終わるんだ、だろ?」


「よし・・・お前が実は馬鹿で、雛と並ぶ鈍感だということがよく分かった。

 じゃあ説明してやる」


「あぁ・・・」


「私が言ったのは雛の片思いはいつ終わるんだ、じゃない」


「・・・違うのか」


「あぁ・・・大事な単語が一個抜けてるんだよ」


「・・・単語?」


七海はニヤリと笑いながら人差し指を上に向けている。


「私が言ったのは、雛のお前への片思いはいつ終わるんだ、だ」


「何も変わんね───」





雛の、


俺への、


片思い・・・?


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