22cmと束縛彼氏!
「陸くんッ!!」
純情そうで大人っぽいあの子───野原 芽衣さん。
綺麗な黒髪を横で一つに結っている、サラサラの黒髪ストレート。
私には彼女の髪が、限りなく羨ましかった。
茶色でくねくねした私の髪とは大違いだ。
「あのね、今日のお昼なんだけど・・・」
芽衣さんは陸と何やら話している。
「あー・・・わりぃ、今日ちょっとさー・・・」
「・・・そっか、良いよ、気にしないで」
芽衣さんはそれでも優しそうに微笑んでいる。