22cmと束縛彼氏!
「雛?どうしたの?」
七海が私を見て驚いている。
教室で荷物をまとめていると、帰ったと思っていた七海がいた。
「陸に呼び出されたんでしょ?・・・どうしたの、顔色悪いわよ」
私の頬を両手で包んでくれる。
温かいぬくもりに、少しだけ安堵感を覚えた。
「りく・・・」
「陸がどうかしたの?」
「りく、が・・・芽衣さんと、」
七海の眉が真ん中に寄せられる。
「雛、もういいわ。大丈夫?」
「陸が、陸と芽衣さん、が・・・」
「いいから雛!!落ち着きなさい!!」
七海の声で自分が冷静でないことに気づいた。