Sugarless -君だけがいた時間-
「んー。今日こそは早く帰って寝る予定なんだけど」
「そう言わずに。お願い。S大の男の子たちと飲み会あるの。早紀の写真見せたら気に入ったみたいで、連れてくるって約束しちゃったんだもん」
「はー? まじで?」
ほんとお願い! と両手を合わせ頭を下げているのは、マリコ。講義でたまたま隣りの席に座ったのがキッカケで、適当に選んだトモダチのひとり。
「マリコ、こないだもそんなこと言って、むりやり飲み会連れていったじゃなん」
「だって断れないんだよ、私の性格上。わかるでしょ?」
全然わかんない。