暴くんと子羊

怒り

『バッチィン』


・・・あ、やってしまった。

ファーストキスを奪いやがった彼の頬を知らないうちにぶっていた。

あたりは一瞬にして静かになった。

『ふっ、上等じゃねぇか。・・・気に入った、こいっ。』

『え、ちょっいたぃ。』
彼はあたしの腕をつかんで校内に入っていった。
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