はーとふる。
考え。


「なんで、あんなこと……、」

「ごめん、晴くんごめんね…」

ただ 春は泣いた。

「晴くん、晴くん……」

ただ浮かぶのは 晴の笑顔だった。



「どうしたの、春…」

朝、目を真っ赤に腫らし、テンションもだだ下がりな様子をみた
穂乃香が心配そうに聞いてきた。

「今 侑くんからメールがあって…晴くんの元気が無いんだって。
春と何か関係が……?」

「無いよ、何も……」


「本当…?」


穂乃香にはいつも見透かされてしまう。

「……本当だよ」

「嘘だよ…春、泣いてるもん」


「うぅ……、うぁあーーっ……」

穂乃香は、春詩と玲奈が来ても、ずっと抱きしめてくれた。

そして、落ち着いて、穂乃香たちに事情を説明することにした。
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