キミのとなり。
「誰かさんの誕生日だろ。」


「えっ?……あっ!」



そっか!



私の誕生日だ!!



私もう25になるのかぁー



ってか、四捨五入したらもう30じゃん!!



うそー有り得ない!!



「おいっ」



はぁー年とるのっていつからこんなに嫌な事になったんだろう。



「おい!」



“ハッ”



仁の声に我に帰る。



「何一人でブツブツ言ってんだ。」



「えっ今、私言葉にしてしゃべってた!?」



「……無意識に独り言言い出したらおばさんだな。」


おばさん!?



「……もう25だもんな、仕方ねーか」



「だっだれがおばさんよ!!まだピチピチしてるっつーの!」



むくれた顔が益々むくれ上がる。



「……プッ。」



そんな私を見た仁が笑った。



「ハハハハッ…」



え…?



何よっ!?



「お前さー年はとっても仕草はガキのまんまだな。」


はぁ~!?



「ピチピチとかっハハッ!……言ってて恥ずかしくね!?」



「ほっほほほっといて!」


「ブハハハッ…」



ほんっと久々にムカツク!


女心のわかんない奴だな~


本当デリカシーなさすぎ!


 ………



けど、隣でお腹を抱えながら大笑いする仁を見ていたら思い出した。



私と別れてから、心底笑った事が一度もなかったと言っていた仁が笑ってる……。



なんか、それだけの事だけど……



すごい。



すごい嬉しいよ。



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