水に映る月
玄関に、あたしの靴しか並んでいないのは、いつものこと。
慧は、必ず靴箱に靴を入れる習慣があるから。
「ただいま‥。」
誰もいない部屋の灯りを点け、あたしは中に入った。
奥へと進み、二段だけの階段を上がる。
憂鬱なキモチのまま、ベッドに寝転んだ。
朝、慧が帰って来たら、いつものあたしでいられるのかな‥
ココロが、とても疲れていた。
シャワー浴びなきゃ‥って思いながら、ウトウト眠っていた。