水に映る月
その後、お礼を言って、ユーナさんの家を出た。
そして、清香に
『今から会える?』
と、メールした。
ここまで来たら何でも知りたい。
そう思った。
暇を持て余していた清香は
『梅田で待ってる』
と、返事をくれた。
─ 訊かなきゃ‥
現実から目を逸らせて、逃げてはイケナイ。
脳裏に焼き付いたスペードのペンダントトップが、勇気を与えてくれた気がして‥。
─ あたし、戦えるかな‥
停留所に到着したバスに乗り、あたしは駅へと向かった。