水に映る月
ママの面会に行かなくなって、何ヵ月が経つんだろ‥。
もう、一年近い月日が流れたかもしれない。
白い大きな建物の窓の殆どに、鉄格子のような柵が付いている。
入院患者の逃亡や自殺を防ぐためだと、以前、叔母が話していたことを思い出した。
病院の中に入り、受付で面会に来たことを告げた。
指示された通り、あたしはエレベーターで3階に上がった。
そして、ナースステーションで名前を告げ、看護師に案内された面会室でママを待った。