恋は永遠に
「真希!!」


後ろから瑛が抱きついてきた。

どうしたの?何??


「ごめん!真希がこんなにも俺のことが好きだって言ってくれてるのに、突き放したりなんかして」

「・・・瑛」

「俺も、真希が好きなんだ。たとえ、俺たちが兄妹だとしても、お前が好き」

「・・・私っも。瑛が・・・好きっ!」


振り返って瑛に抱きつく。

そして大声で泣いた。

泣いても泣いても泣き止まない。

涙も止まらない。


「俺、真希に別れよって言われてずげーショックだった。マジでそんとき立ち直れなかった」


ごめんね、ごめんね瑛ぅ・・・。

私が、一方的に言っちゃったから・・・。


「瑛・・・ごめんね。酷いこといって。私、瑛が兄妹と知って私と付き合ってるのが嫌じゃないのかなって思ったんだ。だってすっごく黙り込んでたから」

「ごめん。俺のあんな態度とっちゃったから勘違いしたんだよな?」


瑛だってビックリしてたんだよね?

だって、そんなこと言われた誰だって戸惑っちゃうよ。


「ごめんね、瑛。ごめんね」

「俺こそ・・・ごめん」

「もう絶対離さない!」

「俺も・・・離さないよ」


たとえ、人から異常だといわれても

白い目で見られたとしても

二人の愛は

絶対破れない。

別れた後でも

こんなに想ってくれたんだから。

私、今すごく幸せだよ。

大好き・・・瑛。

ずっと一緒だよ。



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