恋は永遠に
「いててて!!なんだお前!!」

「人に名前聞くときは自分の名前を言えよな」


男は彼から腕を無理矢理離した。


「くそ!お前ら撤退だ!」


男たちはそのまま逃げて行った。

なんとか・・・大丈夫・・・。


「大丈夫?二人とも??」

「わ、私は平気」

「えっと、ありがとうございます。それに、あなたも」

「ぇ!!私!!?私何もできなかったよ」

「いいえ、あなただけでした。僕を助けに行こうとした人は。ホントに、ホントにありがとうございます」


男の人はぺこぺこと頭を下げてお礼を言う。

知らない人にお礼なんて言われるの初めて・・・。

男の人は手を振ってどこかへ行った。


「あの、ありがとうございます。二度も助けてもらって・・・」

「たまたま通りかかっただけだし、お礼言われるほどじゃないよ」


ホントに優しいなぁ。

いったい誰なんだろう。

そうだ!名前!!


「あの、あなたの名前は?」

「え?俺?」

「は、はい」


彼は真希の顔に近づいた。

え、なっなに!!?


「秘密☆」


笑顔で答えた。

えぇ!なにそれ!!


「キミ、俺と同じ学校だよね?」

「は、はい。そうですけど」

「学校で会えたら、教えてあげるよ」


そう言ってそのままどこかへ言った。

うー、会えるかな~~。



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